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2023年9月12日 (火)

虫ではありません、オケラの花





山間の公園。

残暑厳しい中、秋の花が咲き 公園は秋の気配がいっぱい 。

美しい花たちを後に、木立の中に向かうと、

何やら地味な花が繁茂している。

淡い色の花が咲いているが、誰もここまでは見に来ない。

数年前にこの木立の中に咲いている

≪ オケラ(ウケラとも言う)≫という花に出逢った。

地味な割には大切にされているらしい雰囲気が漂っている。

繁茂しているが、引き抜きもされず、隅っこに花名と説明書きの立て札も。


≪ 朮 (オケラ・・・ウケラとも言う)≫

   キク科  多年草  開花期 : 9月~10月  草原や林内に生える。

   茎の先端に、白や薄紅紫色の花をつける。 春に出る若芽は、山菜として食す。

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この花は 古くから知られ、根茎には薬効があり、利用されている(利尿、整腸など)。

また、疫病除けや 邪気を除くものとして神事に用いられ、

万葉集には、武蔵野のオケラの花を詠んだ歌が残されている。


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オケラ(ウケラ)は、古くから愛され、大切な存在だったのですね。

花を見ながら 私の頭の中では、あのオケラ君の姿が

チラリ、チラリ と浮かんでは消え、、、、、、、     Photo_20230912113001


子どもの頃は普通に見られた オケラ君。  もう、何十年も見ていない。





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コメント

 こんにちは~。

 なんとッ・オケラ、植物とは。
いろんな名前の種類がありますね~。
 そう・この暑さ。
今日も猛暑に近いですね。

 誰も訪れない奥深い所にも、hanaさんはお越しになる♪
それだけでも尊敬してしまいます。
 そしてオケラ、 なんと万葉集にも歌われているとは・・・。
丁度いま、源氏物語を読んでいるのですが、もっと以前ですからね!
 そんなオケラ・うけら、一見・アザミの花にも似ているような。
それにしましてもこのような花が、林内の奥深いところに繁茂とは。
さぞかしビックリ・喜ばれたでしょうね~♪
 その上薬効(利尿に整腸)、更に邪気払いまでとは・・・。
興味あり・アリで~す。
 また一種、勉強になりました~。
※私こそ、そのむか~しに見たっきり、懐かしいでーす・オケラ。

こんばんわ!
オケラって言う花の存在を初めて知りました。それが万葉集でも詠われているとは・・・
博識のあるhanaさんに脱帽です。
キク科の植物なのですね、きれいな花とは思えませんし、また、人を惹きつけるような
花とも正直思えませんが、植物好きなhanaさんらしく地味な花にも関心をお持ちのようで、
さすがだと拝見させて頂きました。

🐰 ヒロさん、(* ^-^)ノこんばんわ♪
   コメント有難うございます。

この花を知ってから、毎年様子を見に行くのですが、
あまり人と逢う事はありません。
公園中央には沢山の種類の花が咲き、華やかな場所には
沢山の人が集まっています。(公園らしい光景です)

公園の隅っこで、山の斜面になっているこの場所には
目を奪われるような、美しい花は見当たりませんが、
木立や藪をよく見ると、珍しい花が色々見られます。

公園の管理者にとっては、お客は呼べないけれど、
万葉集の歌にあったり、神社の「おけら火」という行事に使われ、
邪気を払い、長寿を願う 大切な花だった・・・それで大切に
栽培されているという事が理解できました。
ヒロさんの仰る通り、アザミに似ていますが、とても地味な花ですね。
この花、枯れても倒れないで、真冬でも しっかり立っているんですよ (@_@;)

🐰 でんでん大将さん、(* ^-^)ノこんばんわ♪
   コメント有難うございます。

何年も前からオケラの花を見ているのですが、
あまり人を惹きつける花ではありません。
公園中央の大きな花壇や、池の周辺には
沢山の人で賑わっているのですが、公園外れの
山の斜面近くまでは、なかなか来てくれません。
ただ、写真を撮っていると、何かな?と近づいて来る人は居ます。
「立て札を見て下さい」 と言うと、「初めて知りました」と。

京都の八坂神社では、除夜の鐘と共に、正月にオケラの根茎を焚く
「おけら祭り」が行われます。 この火を火縄に移して持ち帰り
これを火種に雑煮を煮て、新年を祝います。これを「おけら火」と言います。
一年の邪気を払い、長寿を願う行事だそうです。
この光景は大将さんも、テレビニュースなどでご覧になっていると思います。
私も正月の頃になると、テレビで何度か見ています。

そんな事で、公園でも大切に栽培されていたのですね。

こんばんは!

おお、オケラ・・・。 なんか懐かしいな。 だいぶ前に
野山で見かけ、その奇妙な姿に心惹かれたもんです。

花を包むような籠状のものが、なんとも言えない姿
ですね。

私の見つけたところは、今は藪になってしまい、それ
から訪れていませんが、今もひっそりさいているだろう
か・・・。 そんなことを思いました。

ウケラともいうんですね。 いずれにせよ、ちょっとかわ
いそうな名前に思えるんだけどな。

花籠とか、もうちょっとロマンあるネーミングにしてあげ
たい気もします。

🐰 たろさん、(* ^-^)ノこんばんわ♪
   コメント有難うございます。

名前もですが、花も変わった形で面白いですね。
花を囲んでいるよな物は、苞葉と言う、葉の変った物で、
魚の骨のような形をしています。

とても地味な花で、林の中や 藪では、ほとんど目立ちませんが、
昔の人はとても大切な存在としていたようです。

根茎にはかすかな芳香があり、薬効もあり利用されたり、
根茎を乾燥して 家の中で燃やすと、室内のカビ防止になり、
湿気の多い時季には、よく使われていたようです。

正月のニュースなどで、よく見られますが、京都の八坂神社で
「おけら祭り」が行われ、人々が火縄にその火を移して持ち帰り
それを火種にして、お雑煮を作る・・・という習わしが現存しています。

たろさんの近くにも、自生していたんですね。
強い花ですから、今もきっと咲いているでしょうね。

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